Proxmox の仮想マシン(Ubuntu)でディスク容量を拡張する手順【LVM構成】

Proxmox 上で動作している Ubuntu サーバのディスク容量が不足した際には、「Proxmox 側で仮想ディスクを拡張 → Ubuntu(LVM)側で容量を反映」という流れでディスクを増やすことができます。

この記事で扱う環境

  • Proxmox VE
  • 仮想ディスク:SCSI / qcow2(形式は問わない)
  • ゲスト OS:Ubuntu(LVM パーティション構成)
  • root ファイルシステム:ext4
  • 増やすディスク:sda3(LVM の PV)

手順

Proxmox で仮想ディスクを拡張する

まず、Proxmox の GUI から VM のディスクを増やします。

(例)20GB 追加したい → Resize に「20」と入力

GUI 操作だけで仮想ディスクは大きくなりますが、このままでは OS 側のパーティションや LVM は拡張されません。

Ubuntu 内で現在のディスク状況を確認

SSH またはコンソールで Ubuntu に入り、lsblk で状況を確認します。

Bash
lsblk

例:

Bash
sda
├─sda1 1M
├─sda2 2G /boot
└─sda3 30G  ココを増やす
 └─ubuntu--vg-ubuntu--lv 15G /

growpart を使って sda3 をディスク全体に拡張していきます。

パーティション(sda3)を拡張

Bash
sudo growpart /dev/sda 3

実行後、再び確認すると sda3 が広がっています。

Bash
lsblk

例:

Bash
sda3 62G
 └─ubuntu--vg-ubuntu--lv 15G

ここまでで「パーティション」は伸びましたが、まだ LVM やファイルシステムには反映されていません。

LVM の物理ボリューム(PV)を拡張

パーティションが伸びたので、LVM に認識させます。

Bash
sudo pvresize /dev/sda3

VG(ubuntu-vg)の空き容量を確認

Bash
sudo vgdisplay ubuntu-vg

例:

Bash
VG Size 62.00 GiB
Alloc PE / Size 15.00 GiB
Free PE / Size 47.00 GiB  これが増えた空き容量

ルート LV(ubuntu-lv)を拡張

空いている容量のすべてを root に追加する場合:

Bash
sudo lvextend -l +100%FREE /dev/ubuntu-vg/ubuntu-lv

ext4 ファイルシステムを拡張(オンライン可)

Bash
sudo resize2fs /dev/ubuntu-vg/ubuntu-lv

結果を確認

Bash
df -h

例:

Bash
/dev/mapper/ubuntu--vg-ubuntu--lv 61G 9.1G 50G 16% /

root パーティションが無事 61GB に拡張されていることが確認できます。

まとめ

Ubuntu(LVM構成)のディスクを Proxmox で拡張する際の流れは次の通りです。

  1. Proxmox GUI で仮想ディスクを拡張
  2. growpart でパーティション(sda3)を拡張
  3. pvresize で LVM の PV を拡張
  4. lvextend で LV(ubuntu-lv)を拡張
  5. resize2fs で ext4 を拡張

この5ステップで、動作中の Linux サーバを停止することなく安全にディスク容量を増やせます。

補足

  • XFS の場合は xfs_growfs / を使用
  • LVM でない環境では手順が異なる
  • ディスクの縮小はリスクが高いため非推奨

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